メンタルヘルス(心の健康)について学ぼう!

お久しぶりです。まさとぅーです。すっかりご無沙汰してしまい、約2年ぶりの投稿となります!

今回は「メンタルヘルス」に関してお話させていただきます。
なぜ「メンタルヘルス」について記事を書こうかと思ったか、経緯をお話すると長くなってしまうのですが、簡潔に言うと、以前から「メンタルヘルス」に興味があったからです。自分で学習して、資格(メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種(ラインケア))を取得しましたので、その学習の中で参考になった知識を皆さんに共有できればと思います。

メンタルヘルスってなに?

メンタルヘルスとは「心の健康」という意味の英語ですが、日本では「心の健康」という意味だけでなく、「心の健康の回復、維持や増進(にまつわる状況)」という意味合いで使われることが多いです。
「心が健康である」とは、前向きな気持ちを安定的に保ち、意欲的な姿勢で環境(職場)に適応することができ、イキイキとした生活を送れる状態を指します。

メンタルヘルス不調になる原因は?

高度情報化やグローバル化が進む中、最近で言えば、コロナ禍によるリモートワーク推進など、職場環境は大きく変化しています。
働く人を取り巻く環境は、働く人の心に不安と緊張を与え続けており、結果としてメンタルヘルス不調に陥る人が増加しています。
メンタルヘルス不調に陥る原因として、多くの場合 「過度のストレス」が挙げられます。

ストレスとは

「ストレス」とは誰もがよく聞いたことのある言葉かと思いますが、一体「ストレス」とはどういったものなのでしょうか。
ストレスには以下3つが含まれます。

  • ストレス要因(ストレッサー)
  • ストレス反応
  • ストレス耐性

ストレス要因(ストレッサー)

ストレスを生じさせる外界からの刺激のことです。
社会的要因(職場問題、家庭問題、経済的問題など)は、物理的・化学的・生物学的要因に比べ、心理的ストレス要因になりやすいと言われています。

ストレス反応

ストレス要因に対しては、身体面、心理面、行動面にいろいろな反応が生じます。
この反応を「ストレス反応」と呼びます。このようなストレス反応が出てもその要因が何であるかについては、なかなか気づきにくいものです。

ストレス耐性

ストレスに耐える強さを意味します。
ストレスとなる出来事に対してどのように感じ、どう対処する力を持っているかの目安となります。
図示している「ストレス耐性」は、元の状態に戻ろうとする(ストレスに対処)反応を表しています。

ストレスと上手に付き合う

ストレスとは ストレスと上手に付き合うには「ストレスマネジメント」を行う必要があります。
ストレスマネジメントとは、自分自身で心身の緊張といったストレス反応に気づき、それを解消していくことを指します。
第一はストレス反応に対する気づきを良くすること、第二はストレス反応を解消するための具体的な行動を起こすことです。
下記に具体的な方法を紹介します。

<ストレスと上手に付き合う方法> その1 ストレッチ
筋肉をゆっくり伸ばすストレッチは、心身のリラックスに効果があります。
長時間同じ姿勢でいると筋肉が収縮した状態が続き、筋肉の血管を流れる血流が滞ります。
この状態を「こり」と呼びます。ストレッチは、この「こり」をほぐします。

その2 適度な運動
ストレス解消のために、楽しむという感覚で運動をしていきましょう。
例えば…

  • 一日1万歩を目標にする
  • 1駅前で降りて歩く
自分にとって無理のない適度な運動をお勧めします。

その3 快適な睡眠
ストレス解消法のひとつに、快適な睡眠があります。「快適な睡眠」とは起きたときに気持ちがいい睡眠、日中に眠くならない睡眠のことです。快適な睡眠に必要な時間は個人差があります。
また、15分程度の昼寝をすることは、仕事の効率アップにつながるとも言われています。

その4 親しい人との交流&笑う
心の内を話すことができる親しい家族、友人、同僚などと話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されて、自ずと解決策がみえたり、アドバイスがもらえたりします。
笑うことは免疫力を高めると言われていますので、日常生活に笑いを取り入れましょう。

その5 仕事から離れた趣味
自分の好きなことができる時間を大切にしましょう。仕事から解放されているという実感が仕事への意欲も高めます。
趣味を介した仕事とは関係のない仲間や知人との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げます。

その6 何事にもやりすぎには注意
飲酒はストレス解消に役立つこともありますが、量と頻度のコントロールが必要です。
習慣的な飲酒はおすすめできません。運動や趣味においても翌日の生活に影響を与えるほど行ってしまうことは逆効果です。

メンタルヘルス不調に関する誤解

メンタルヘルス不調になった人に対して、以下のような認識は誤りです。

  • 精神的に弱いから
  • 怠けている
  • 甘えている
  • 少し休めば治る
  • 復帰してももう仕事は任せられない
メンタルヘルス不調は、ストレス過多の状況下においては誰でもかかり得るもので、心の強弱は関係ありません。

メンタルヘルス不調への気づきと対応予防

メンタルヘルス不調への気づきと対応予防のポイントは3つあります。

1. ストレスへの気づきをよくする
自らのストレス状態を客観的に見ることを習慣化してみる。

2. メンタルヘルスへの理解をすすめる
メンタルヘルス不調を理解するために、小冊子やオンライン記事などでメンタルヘルスへの知識を高める。

3. 相談する
話を聞いてくれる人に相談する。公的な相談窓口に相談する。

最後に

近年、働く人のメンタルヘルスが重要視されています。しかし、メンタルヘルス不調は自身で気づくのが難しく、ついつい見過ごしてしまいがちです。
重要なのは、心の状態の異変に本人や周囲の人が早く気づいて対処することです。
メンタルヘルスについて正しい知識を持ち、異変を感じたときは決して一人だけで抱え込まず、上司や同僚など話しやすい人にまず相談してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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