昔から業務でOracleを使っているのですが、家で使おうと思うとちょっとハードルが高いですよね。インストールして、初期セットアップして、よし接続!と思ったらリスナー立ち上がってなくて…そして四苦八苦しながら頑張って構築した結果、DBを立ち上げるとCPUとメモリの大半を使うのでPCが動かない(泣)という経験をされた方が多いと思います。
ですが、朗報です!近年、環境構築なしでOracleが使えるようになりました!!しかもブラウザがあれば、無料でOracleを使えます。というわけで、今回は環境構築不要でOracleが使える、「Oracle Live SQL」を紹介したいと思います。
1. Oracle Live SQLにサインイン
まずはOracleにサインインする必要があります。Oracleのアカウント登録をして、「https://livesql.oracle.com/」でサインインしましょう。※Oracleアカウントをお持ちでない方はアカウント登録して下さい。
![image1](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image1.png)
![image2](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image2.png)
![image3](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image3.png)
SELECT TO_CHAR(SYSDATE,'YYYY/MM/DD HH24:MI:SS') FROM DUAL;
SQL文を記述したら右上の「Run」を押下します。すると…![image4](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image4.png)
![image5](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image5.png)
2. テーブルを作ってみる
さて、簡単なSQLを試したところで、今度は自分でテーブルを作ってみましょう。Oracle Live SQLではCREATEなどのDDLも使えます。
CREATE TABLE HOGE
(
hoge_code CHAR(4) NOT NULL
,hoge_name VARCHAR2(20)
,hoge_value NUMBER
,hoge_memo VARCHAR2(100)
)
![image6](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image6.png)
![image7](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image7.png)
![image8](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image8.png)
![image9](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image9.png)
3. データを登録してみる
このOracle Live SQLではSELECTはもちろん、DELETE、INSERT、UPDATEなどのDMLも使用可能です。先ほど作成したHOGEテーブルにデータを入れてみます。
INSERT INTO HOGE (
HOGE_CODE
,HOGE_NAME
,HOGE_VALUE
,HOGE_MEMO
) VALUES (
'0001'
,'田中太郎'
,32
,'田中太郎さんは今夜、月の見える丘に行く予定です。'
)
;
![image10](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image10.png)
![image11](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image11.png)
![image12](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image12.png)
UPDATE HOGE
SET HOGE_MEMO = '田中太郎さんは、砂漠の真ん中ですぐに会いたいと言っています。'
WHERE HOGE_CODE = '0001'
;
![image13](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image13.png)
![image14](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image14.png)
![image15](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image15.png)
4. サインアウト後、再サインイン時に前回の状態を復元できる!
サインアウトすると、上記で作成したテーブルやデータは削除されてしまいますが、以下の手順を行えば、前回の状態を復元することができます。![image16](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image16.png)
青枠「▷」を押すことで、ステートメント毎にSQLを実行することができます。
これにより、前回の状態が復元できます。
![image17](https://dxo.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/01/image17.png)
まとめ
今回はOracle Live SQLの簡単な紹介をしました。環境構築なしでOracleが触れるので、自宅でも気軽にOracleを使用することができ、SQLの練習にもなると思います。みなさんも是非試してみて下さい!私も触り始めたばかりなので、いろいろと試してみようと思います!