初心者Webデザイナーにおすすめな資格3選

初心者Webデザイナーにおすすめな資格3選
こんにちは。Webデザイナーの児玉です。

昨年の4月に入社し、最近はデザイン業務を主に日々学ぶことばかりの毎日を過ごしています。

突然ですが、皆さんはWebデザインに関する資格について考えたことはありますか?
「Webデザインは結局センスが大事だから資格は必要ない!」と思う方も多いかもしれません。
実際のところ、私も資格を取るよりも参考サイトをトレースしている方がより早くスキルアップできるのではないかと思っていました。
しかし、いざ業務についたときには、デザインスキル以前にサイト制作を行う上では多くのことを考えておかなければならないと感じ、それらを効率よく身につけるには「資格取得」が近道の一つなのだと考えるようになりました。
今回は、Webデザインに関連する資格にはどういったものがあるのか、資格取得のメリットとともにご紹介します。

資格取得のメリット

メリット Webデザイナーとして働くときに資格は必要ありません。しかし、資格を取得することでデザイン制作だけに関わらず、より実践的なWebサイト制作の能力がつけられます。ここでは資格取得をすることでどんなメリットが得られるのかをご紹介します。

1)正確な情報が得られる 資格試験を実施する団体が出している参考書や問題集は、複数の専門家がチェックしています。そのため、出題内容も定期的に更新されているので、信頼性の高い情報が得られます。
Webデザイン業界は新しい言語や技術が次々と出てきており、今後もIT技術の発達により、より速いスピードでの変化が起こることも予想されます。
独学で手当たり次第に勉強していると、大切な情報を見逃すこともあるでしょう。
最新の業界事情をもとに、受講生はその都度新しい知識を得ることができます。

2)段階的に学習できる Webデザインに関する資格は、HTMLやCSSついて基礎から学べます。
HTMLやCSSの構造を理解しておくことで、マークアップ作業を配慮した設計をすることができるようになり、Webのパターンやパーツ、レイアウトの基礎まで、柔軟な応用が可能になります。

3)実績のアピールができ、自信にもつながる 冒頭でもお伝えした通り、Webデザイナーになるためには、資格の取得が必要不可欠というわけではありません。
ただし、自身の知識やスキルを客観的に評価できる指標となるため、資格を取得しておくことは重要と言えるでしょう。
資格があると、経歴の裏付けや実績としてのアピールにつながり、任せてもらえる業務範囲が広がる場合もあります。
また、知識・スキル・意欲があることが証明できるため、自信にもつながります。

おすすめの資格

おすすめの資格 サイト制作時に役立つおすすめの資格を3点ご紹介します。
今回はWebデザイナー初心者でも取得しやすい資格を中心にご紹介しています。

1. ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定はWeb業界の資格で唯一の国家資格です。
Webサイトにかかわる知識を幅広く学習することができるので、サイト制作に関わる人にとって損はない資格です。
出題範囲の中には、HTMLやCSSなどマークアップに必要なスキルに加えて、インターネットの仕組みや知的財産権、人間工学に基づいた動線のデザインまで含まれているため、デザイン的に優れているサイトという観点だけではなく、使いやすさや法律などにも配慮したサイト制作が行えるようになります。
1級と2級ではより専門的な知識が求められるため、難しいと言われていますが、3級に関しては受験資格の制限が特になく、基礎的なことが出題されるので比較的取得しやすい資格といえます。

概要(3級) <試験開催時期(2020年度)>
 5月、8月、11月、2021年2月
<出題形式>
 学科試験・実技試験
<受験料>
 【3級】学科: 5,000円 / 実技: 5,000円 (35歳以上)または3,000円(35歳未満)
<受験資格>
 ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者

2. カラーコーディネーター検定試験 スタンダードクラス

カラーコーディネーター検定は色に関する資格です。
よく色彩検定と比較されますが、より業務的な色の知識を学習したいのであれば、カラーコーディネーター検定がおすすめです。
出題範囲には、色の性質や色の心理的作用、配色などが含まれています。
色の持つ性格なども学習できるので、サイトターゲットに刺さる色の構成や企業理念、想いをしっかりと反映したコーポレートカラーの提案ができるようになります。
2020年に試験方式が変わり、正確な合格率は計れませんが、以前の方式で最も簡単な3級の合格率は「58.5%」だそうです。
業務経験の浅いWebデザイナーでも比較的簡単な資格と言えるでしょう。

概要(スタンダードクラス) <試験開催時期(2020年度)>
 6月、11月
<出題形式>
 筆記試験(マークシート)
<受験料>
 5,500円
<受験資格>
 特になし

3. Illustrator/Photoshopクリエイター能力認定試験

Illustrator/Photoshopクリエイター能力認定試験はデザイン作成ツールに特化した試験です。
出題範囲は、環境の設定やファイルの保存などと基礎的な部分から、ツールを使って作品を制作する応用的な部分まで幅広く設定されています。
スタンダードとエキスパートに分かれており、スタンダードは作業指示書に基づいて基本的な操作ができることを目標として設定されているので、比較的取得しやすい資格と言えます。
試験内容を見ると、とても基礎的な部分から問題が設定されているため、この資格を取得することでひとつの対応をするときにどの操作を用いれば、最も効率的に進められるかが分かるようになります。

概要(スタンダード) <試験開催時期>
 随時
<出題形式>
 実技試験・実践試験
<受験料>
 5,900円
<受験資格>
 特になし

まとめ

まとめ 今回はWebデザイナー初心者の方でも取得しやすい資格を3つご紹介しました。この3つを取得することで、Webデザインに必要な知識を網羅的に身に着けることができます。
また、Webデザインに関する資格はまだまだたくさんあるので、これを機に自分に合った資格を探してみてください。
私もこれからたくさんの資格に挑戦しようと思うので、一緒に頑張っていきましょう!
DXO株式会社

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