2ヶ月の社外研修が終わり、本社への配属となって2ヶ月が過ぎました。
新しい環境では、すぐに緊張して汗だくになる私ですが、本社勤務の生活にも少しずつ慣れてきました。
今回は、入社後に受けたビジネスマナー研修とPHP研修について、研修内容の詳細や私が研修へ行くにあたって不安に思っていたスピーチ/グループディスカッションに関して、感じたことをお伝えしようと思います。
入社後の研修ってどんなものなのだろう、ディスカッションやスピーチを不安に感じている学生さんにとって少しでも参考になれば幸いです。
研修を受けるにあたって
私は学生のときから、グループディスカッションでの発表やスピーチをとても苦手に感じていました。短い時間内で話す内容をまとめたり、人前に立って話をするとなると焦り、頭の中が真っ白になってしまうため、毎回恐怖と緊張でいっぱいになります。
しかし、社会に出たらそれなりにできるようにならなければと思っていたので、学生時代はその場その場を気合いで乗り越えてきました。
周りからは場数を踏んで慣れて行くのが良いと言われたりもしましたが、それでも気持ちが「慣れた」と思えることはなく、今回も苦手意識を持ったままだったため、とても不安に感じていました。
さらに研修のメインにあたるプログラミングがきちんと理解して身につけられるか、タイピングも早く慣れるかと、私にとって不安要素だらけでした。
新人研修の内容
そんな不安な気持ちを抱えつつも2ヶ月間の研修はビジネスマナーとPHPについて学びました。・ビジネスマナー研修
ビジネスマナー研修は3日間受講しました。
1日目は講義形式で挨拶の仕方、名刺交換の仕方、敬語の使い方など仕事上での幅広いお話を聞きました。
2日目・3日目は少人数でグループになり、仕事の中で起こるであろう事柄をケーススタディでグループディスカッションをしながら進めていく授業でした。
当初、仕事上での問題や課題に対する対処の仕方は、ある程度パターンが決まっていて、それらを学ぶ研修かと思っていました。
しかし、同じ受講者同士でも着眼点が違ったり、自分が思っていた以上に解決の仕方は様々で、色々な考え方の人とこれからお仕事をしていくのだと身をもって理解できた研修でした。
・PHP研修 こちらの研修は、1クラス17人(内女性4人)の教室で、プログラミング経験者(大学で勉強していたなど)は半数いないほどでした。
研修内容は以下の通りです。
<講義形式>
・インターネットの仕組みについて(概要)
・Linuxについて(基礎)
<実践・演習形式>
・HTML、CSS、JavaScript、PHPの演習
・データベースを用いた演習
・PHPフレームワークを用いた演習(CakePHP)
数日間の講義形式から、実際にPCを用いて授業を受ける演習形式となり、想像していた実践をしながらの研修が主でした。
最後の2週間では図書管理システムをグループで作成する開発工程の演習がありました。
初めて聞く単語ばかりで、一気にユーザーから制作者側/管理者側に立場が変わったと実感し、途中苦戦する場面もありましたが、最後には習得した知識を実践に生かせ、一つのシステムを自分たちで完成させることができました。
研修内容についてけるか不安を感じたときもありましたが、達成感を味わえた研修で楽しかったです。
人前で話すことに恐怖心が減った理由
研修の中では想定通り、スピーチやグループディスカッションをする機会が数多くありました。・毎朝1人ずつスピーチ(テーマ:最近のIT分野で興味を持ったこと)
・昼休憩後に実施される15分間のグループディスカッション
学生時代や就職活動をしていた頃よりもなぜだか恐怖心が少なく、自分なりに全力で取り組むことができました。何が違ったのだろう?と振り返ってみたのですが、一番は同じ立場(同期の存在や他社の新入社員がいた)同士で不安や苦手なことを共有できたからです。
これまでまわりの人は難なくスピーチをこなしているように思っていました。なんでそんな上手に人前で話すことができるのだろうと感じていたのですが、実際に同じ研修を受けている方たちと情報交換をしたり、心境について打ち明けていく中で、自分と同じ境遇の人がたくさんいたことに、少しほっとしたのです。
それからは人前で話すことへの抵抗が軽減され、多少気楽に考えられるようになりました。みんな「勇気を出してやっている」という想いが心の支えになり、緊張も徐々に和らいでディスカッション等に臨むことができたのだと思います。
PHP研修も同じで、わからないながらもみんなで協力しながらひとつのものを作り上げていくということに面白みを感じられ、不安な気持ちは払しょくされていった気がします。
さいごに
今後も私は人前でのスピーチは都度緊張すると思いますし、「慣れる」ことはできないかもしれません。でも最初から何もかも完璧にできる人はいない、ということがわかっただけで恐怖心は減らせましたし、前向きに考えられるようになりました。
また、研修を通じ、仕事をしていく上では「仲間の存在」がとても大きく、自分の中でも励みに感じました。これからも同期との仲を大事にしながら、時々で切磋琢磨し、共に成長していければと思います。