実際に体験したオンライン研修と受講時に使えるツール

実際に体験したオンライン研修と受講時に使えるツール
初めまして。4月からライズウィルに入社した八島です。

約2ヶ月間の社外研修後、事業部に配属されてから4ヶ月が過ぎました。
社会人生活も早いことに半年が経過し、業務にもだいぶ慣れてきました。

さて、私が入社してすぐに参加した社外研修では、ビジネスマナー等の基礎知識やPHP開発を学んだのですが、新型コロナウィルスの影響でPHPの研修はオンライン形式で行いました。
オンライン研修には大きく分けて2種類の受講方法があり、1つは録画された動画を視聴する方法、もう1つはライブ配信をリアルタイムで視聴する方法です。
今回の研修では後者のライブ配信型の研修を受講しました。

そこで今回は、私が実際に社外研修を受講して感じた集合研修とオンライン研修のそれぞれの違いや特徴について、また、オンライン研修を受ける際に役立つツール関連をお伝えしようと思います。

研修内容について

・ビジネスマナー講習(2日間)
2日間とも集合形式の研修でした。1教室には15名程度集まり、挨拶・言葉遣い・名刺交換・電話応対など仕事を始めるにあたって基本となることを学びました。

・PHP研修(2ヶ月間)
上記のビジネスマナー講習終了後、こちらの研修で必要なPC・テキストが配布され、オンライン形式で受講しました。オンラインのため、講師が2人(1人は主に質問回答)に対し、受講生約50名で行われ、研修では主に HTML/CSS、JavaScript、PHPの言語を学びました。
研修内容は以下の通りです。

【研修内容】
・インターネットについての基礎知識
・HTML/CSS
・JavaScript
・PHP
・PHP 開発演習(グループワーク)
研修の後半では、開発演習課題として1グループ4~5名で用意されたテーマに関するシステム開発を行いました。開発はプログラミングだけではなく、開発のスケジュール管理やシステム設計、各種テストまでを行うものでした。グループ内で開発の進捗を報告する際、作成したファイル等の連携がうまくいっておらず、開発が遅れてしまうことがあったため、特にコミュニケーションや情報共有について工夫する必要性を感じました。

オンライン研修と集合研修の違い

今回の社外研修では、従来の集合研修と初めて受講したオンライン研修の両方を経験した結果、それぞれの研修ごとで異なる特徴がありました。メリット・デメリットとしても紹介しているので、参考にしてください。

集合研修
【メリット】 ・実習形式の研修が行いやすい
1か所に集まって研修を行うため、講義形式だけではなく、名刺交換などのロールプレイングやグループワークといった実際に行動に移し、他の受講者と一緒に行う実戦形式の研修内容に向いています。

・受講者間でのコミュニケーションがとりやすい
集合研修では受講者全員が同じ空間に集まるため、人数が多くても円滑なコミュニケーションをとることができ、グループディスカッションなど意見交換の場を簡単に用意することもできます。
【デメリット】 ・時間とコストがかかる
受講者は用意された会場へ行き受講する必要があるため、移動の時間や交通費がかかります。遠方からの受講者は開催場所によって制限が出てくるかもしれません。
・発言者が限定される
受講者の数が多いと、大勢の前での発言が苦手な人にとっては発言しづらい環境になってしまうこともあるかと思います。結果として疑問点が解決できないままになってしまうことがあります。
オンライン研修
【メリット】 ・参加場所が自由
自宅や職場に限らず、インターネット環境がある場所からであれば、どこからでも参加することが可能です。自分が集中して研修に取り組める環境を選ぶことができるため、効率よく研修を受けられます。

・コストの削減が可能
受講に必要なPCやタブレット端末(Zoomなどのツールがインストールされたもの)を準備するだけで受講することが可能です。
集合研修のデメリットである移動のための時間や費用を解消できます。

・自由に発言することができる
ZoomなどのWeb会議ツールにはチャット機能があり、質問等を書き込むことで講師の説明中であっても自由に発言をすることが可能です。
また、チャット機能を使うことで講師だけでなく、受講者が他の受講者の質問に答えることもできます。チャット機能を使うことで研修中の発言のハードルが下がり、多くの人が発言できる環境を与えられ、疑問点をその日のうちに解決することができるようになります。
【デメリット】 ・実習形式のワークが難しい
グループワーク等を行う際、情報共有を行うツールがないとコミュニケーションがとりづらい場面があり、実際のグループワークでは作業状況を共有するのに時間がかかってしまうことがありました。
また、名刺交換やロープレ等は画面越しの会話のみに限定されるため、ワークの形式によっては実施が困難な場合があります。

・Webカメラやインターネット環境が必要
長時間、Web会議ツールに接続しておく必要があるため安定したインターネット環境は必須です。
また、オンライン研修では、PCのカメラ、ない場合は Webカメラが必要になります。

オンライン研修受講時に活躍するツール

Zoom

https://zoom.us/
Zoomは、オンライン上でミーティングをする際に便利なWeb会議ツールです。PCだけでなく、スマートフォン・タブレットでもインストールが可能です。
マイクやカメラが搭載されていない端末の場合でも汎用品の外部機器を接続することでビデオ会議を行うことができ、チャット機能もあるため、集合研修よりも気軽に発言や質問をすることができました。

【オンライン研修におすすめの機能】
・ブレイクアウトルーム
ブレイクアウトルームでは、参加者を小規模なグループに分割することが可能で、オンライン研修では難しいとされるグループワークに向いています。最大で50のブレイクアウトルームを作成できるため、人数の多い大規模な研修でも効率よくグループ分けを行うことができます。

iVCam

https://www.e2esoft.com/ivcam/
iVCamは、スマートフォンのカメラをWebカメラとして使うことができるようになるアプリケーションです。
ZoomなどのWeb会議ツールを使う際、PCにカメラが搭載されていない場合は、Webカメラを接続する必要があります。しかし、iVCamを使えばスマートフォンのカメラでビデオ会議が可能になり、新たにWebカメラを購入する必要はありません。今回はじめてスマートフォンをWebカメラとして使用しましたが、接続方法は簡単で使いやすかったです。

【注意点】
・スマートフォンとPCは無線接続の場合、同じWi-Fi につないでいる必要がある(USBケーブルによる有線接続も可能)
・iVCamアプリで撮影中はスマートフォンが使えない

Googleドライブ

オンライン研修では情報共有を効率よく行う手段が必要で、その場合「Google ドライブ」などのオンラインストレージが有効です。特にGoogleドライブはオンラインストレージを扱ったことがない人でも分かりやすいのでおすすめです。Googleドライブなどのファイル保管サービスの特長は機器やOSの種類に関係なく、インターネットにつながる環境であれば、どこででも必要なファイルにアクセスできることです。これにより、講師・受講者全員が研修で扱うファイルをオンライン上で共有することができます。

【保存できるファイル】
・文書ファイル(テキストファイルやWordファイルなど)
・スプレッドシート(Excelなどの表計算ファイル)
・プレゼンテーションファイル(PowerPoint などで作成したファイル)
・PDF ファイル
・音声ファイル
・写真や動画ファイル

これからオンライン研修を受講する方へ

集合研修とオンライン研修にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、オンライン研修では今回紹介したような便利なツールを使うことによって、デメリットを解消し、研修の効率を上げることができます。

今回、私ははじめてオンライン研修に参加したのですが、ツールを有効活用することによってオンライン研修のデメリットを感じることなく受講することができました。
研修では、効率よく受講できる環境づくりが研修内容の定着につながります。これからオンライン研修を受講する予定がある方は、今回紹介したツールを導入して受講してみてはいかがでしょうか。
DXO株式会社

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