【週末農業体験】ちょっと遅い田植えを通して、お米の美味さを再確認

こんにちは。ITソリューション事業部のふじきです。

突然ですが、皆さんはご存じでしょうか。
2011年3月12日3時59分15秒頃、長野県北部の新潟県との県境付近で発生した逆断層型直下型地震。マグニチュード(M)6.7の最大震(6強)に続いて、M5以上の2回の余震が相次いで発生したということを。

東日本大震災発生から約12時間後に発生した地震でしたが、メディアに取り上げられることもなく、震度6強という地震が発生していたのです。

今回ご縁があり、その被災地で農業体験をしてきましたので、そちらの様子をご紹介したいと思います。

時期は5月の最終週、よく晴れたといいますか、この時期にしては猛烈に暑い週末の中での田植えを行いました。
今は手で植えることはほとんどなく、機械で植えているそうです。
これも少子化、過疎化によるものなのでしょう。少しでも人数をかけずに稲作を継続するには、機械化を進めるしかなかったようです。

私が機械に乗り、田植えをすることはありませんでしたが、運転している様子を見たとき、頭にあるCMが浮かびました。
わかる方には懐かしい!あの曲です。
♪ 燃える男の~ 赤いトラクター それがお前だぜ~ ♪

ま、これはトラクターではないのですが、そんなCMが思い出されました。(いかん、年齢がバレてしまう。。。)
20140704_01

これは、私が植えたイネ。
20140704_02 う~ん、かわいらしく見えてきた。
大きくなれよ。たくましく育ってほしい。


そして、植え終わった田んぼはこんなかんじ。
20140704_03

田植えが終わると、稲刈りまでの約3ヶ月の間、毎日全ての田んぼの水の具合を朝と晩に見回るそうです。
農業を甘く見てました。簡単にお米は作れないのですね。その苦労を聞くと、収穫したお米を盗むといったニュースは許せないです。

話が逸れましたが、収穫までの間には他にもたくさん作業があるそうで、中でも一番キツイ作業なのは、田んぼの周り(畔)の草刈りだそうです。

真夏の炎天下の中、草刈り機を持っての作業。
空からは太陽が差し、草を刈るとその水分が蒸発してとんでもない湿度となり、熱中症になるのが当然というような環境で、すべての田んぼの草刈り。
日中は危険なので、最近は朝と夕方に作業されているとのこと。

夏の草刈りも来ませんか?と誘われましたが、その話を聞くと「はい、来ます」とは答えられませんでした。。

お昼をごちそうになった際に、お宅にお邪魔したのですが、玄関に素敵なもの(?)を発見しました。
20140704_04 ツバメの巣だそうです。都会では見ることができないもの、いや~癒されました。
人が扉の開け閉めをしても、逃げることなくじぃ~としていました。
私が、じぃ~っと見ていたら、飛んで行ってしまいましたが・・・。



お昼をいただきながら、お米についてお話を伺いました。

私が伺った地域では、コシヒカリを作っているそうですが、有名なコシヒカリの産地ではコシヒカリBLという品種なのだそうです。
ちょっと調べてみました。
コシヒカリBLとは

コシヒカリBLは、米の銘柄としては、コシヒカリとして扱われる。
流通過程においては、コシヒカリBLとしてではなく、コシヒカリとして表示され販売されることになっている。
一般の消費者が目にすることのほとんど無い、玄米段階での紙袋表示は、銘柄名が「コシヒカリ」、品種名が「コシヒカリBL」である。
コシヒカリBL玄米の外観は、従来のコシヒカリと同じであり、目視による品種判別は専門家でも困難である。
一般の消費者が目にする精米段階では、品種欄には「コシヒカリ」と表示されるため、購入の際に判別することはできない。そのため近年の食品偽装事件に照らし、これも不当表示と言えるのではないかという意見もある。

ちなみにBLとは、いもち病抵抗性系統の意味であるBlast resistance Lines(ブラスト・ レジスタンス・ラインズ)の略。
同じ施肥設計で栽培してもらったものを同じ条件で炊飯し、試食したところ、結果は旨み・甘みの点で従来品種「コシヒカリ」の方が、「コシヒカリBL」より美味しく感じる意見が多かったそうです。
BLに関しては「粘りはあるが味がアッサリしていて旨みが抜けた様な食感」 と言う意見があった。
また、ある団体が東京で行ったモニターテストの結果では、8割のモニターが、従来の品種より「おいしい」もしくは「ほぼ同等」と言う意見でした。
しかしながら、消費者から従来品種の「コシヒカリ」に比べ「味が違う」「甘みが足りない」などの声が寄せられているそうです。

※wikipediaなどから抜粋

だから、どうしたってことなのですが、皆さんがコシヒカリだと思って食べているものは、実はコシヒカリBLという品種のものかもしれないということです。
気にしてみてはいかがでしょうか。

お昼にその農家さんのお米をいただいたのですが、 やはり、うまい!!

おかずなんていらない、お米だけで食べられるくらいうまい。
収穫したものを収穫した土地のお水で炊いたご飯。まずいわけがないです!

その地域のお米は、冷めても甘みがありおいしいのだそうです。
気になる方は、お問い合わせください。かなり、オススメです。

食事も良かったし、田植えを体験できたことも良かったです。素晴らしい週末でした。

機会があれば、みなさんも体験してみてはいかがでしょう。

お米、やっぱり好きだな。

DXO株式会社

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