ようやく暖かくなりはじめてきましたね。
桜の季節が近づくにつれ、当社にもまもなく新入社員を迎え入れる日が近づいているのだなと、じわじわと実感している今日この頃です。
当社はこの春、新入社員1期生を迎えるにあたり、昨年からいろいろと準備をしてきました。
各事業部ごとの作業の棚卸し、研修カリキュラムのスケジュール選定、各人に求めるキャリアステップなど、企業ごとにオリジナルの研修内容などがあるかと思います。
また、社会人としてのヒューマンスキルやビジネスマナーなども学ぶことでしょう。
新人教育にあたり、教える側の私たち(先輩・上司側)もよりよい方法で、作業を依頼したり、引き継いだりしなければなりませんね。
最近私はある法則について、お話を聞く機会があったので、今回はみなさんにも簡単にご紹介したいと思います。
MORSの法則とは
みなさんは「MORSの法則」をご存知ですか?
M = measurable(計測できる)・・・数値化できること
O = observable(観察できる)・・・誰もが見ることができること
R = reliable (信頼できる)・・・複数の人が見て承認できること
S = specific (明確化されている)・・・何をどうするのかが明確であること
MORSとは、上記の4つの単語の頭文字をとってつけられたものです。O = observable(観察できる)・・・誰もが見ることができること
R = reliable (信頼できる)・・・複数の人が見て承認できること
S = specific (明確化されている)・・・何をどうするのかが明確であること
これら4つの条件を満たし、はじめて「行動」としての定義が成り立つといいます。
「なるべく早めに終わらせてね」
「良い結果を出してね」
こういった指示をされたことはありませんか?
上記のような抽象的な指示だと、なにをどう努力したらいいのか、頑張ったらいいのか?と感じたりする人も少なくないかもしれません。
そもそもなかなか成果につながらない人というのは、「実は仕事をどうすすめたら良いのかわからない」という意見もあるそうです。
つまり、MORSの法則から鑑みると、「具体的な行動の指示を出せる人」こそが優秀な上司や先輩と言われています。
「明日の13時までに資料を10部用意すること」
「今年の9月までに前年比100%超の売上増加を達成すること」
このように具体的に数字を提示し、期限を設けることが重要です。
まとめ
仕事の手順を明確にかつ丁寧に共有してあげることで、仕事に対するやる気やモチベーションなどもぐっと上がるのではないでしょうか。ある程度自分で考えて行動するということも大切ですが、まずはどうしてあげたら作業が円滑に進むのかということを予め考えておいてあげることも必要かもしれません。
学生から社会人となり組織の一代表として、今後は言動のひとつひとつが時に会社や取引先などの社会的信頼や利益に大きく影響します。
わたしたち先輩社員としてもひとつひとつの仕事に対してきちんとけじめをつけ、互いを尊重し合えるような環境で、新入社員を迎え入れたいと思います。