昨年、第二子を出産し、約1年半の育児休業を経て、この4月に職場復帰しました。
今回は、働きながら二人の子供を育てる中で気付いたことをお伝えしたいと思います。
一度目の復帰時の記事はこちら【女性活躍推進】育児休業から復帰しました
育児をしながら働き続けるために
家事と仕事に追われて余裕がなくなっていた日々
先日、娘から「最近、ママ怒らなくなったね!」と言われて、ハッとしました。新型コロナウイルスの影響で保育園がお休みになり、家で過ごす時間が増えて、時間に追われることが少なくなったからかな?と。
産休に入る直前、社内の忘年会でこんなアンケートがありました。
「この1年間で頑張ったことは何ですか?」
ほとんどの人が仕事のことを回答しているなかで、私の回答は「毎日のごはん作り」。
……ちょっと気恥ずかしかったのを覚えています(笑)。
とは言え、どんなふうに頑張っていたのか、もはや記憶にありません。
それくらい目まぐるしく、必死な毎日だったように思います。
きちんと出勤するために気をつけていたこと
私は「システム保守」の業務をしています。着任した当初、先輩からは「決められた時間(保守対応時間)に現場にいること」の大切さを教わりました。
幸いなことに、上の子供はこの4月で年中(4歳クラス)になり、だいぶ丈夫になりましたが、職場復職した1歳のときから、年に数えるほどしか保育園を休みませんでした。
保育園の先生からは、よく食べる子は病気の回復も早いと聞いたのでそのおかげかもしれません。
自分自身はもちろんですが、子供が病気にかかると仕事を休まざるを得なくなるため、特に子供の体調には気を付けて過ごしてきました。
その一つが「毎日のごはん作り」だったのだと思います。
「欠勤、遅刻をせずに出社する」というのは社会人として当たり前のことですが、年齢を重ねるうちに、そして子供がいると、これが簡単なことではないのです。
「食」に向き合って生活を整える
ご飯がおいしくなり、家事も時短できるアイテム
そんな我が家に新しく登場したアイテムがあります。それは「おひつ」です。
昔はどの家庭にもあったようですが、最近はあまり見かけないですよね。
おひつとは炊いたご飯を保存するもので、我が家では木製のものを使っています。
木がご飯の水分を適度に保ってくれるので、時間が経っても美味しく食べられます。
おひつに入れたご飯の美味しさを知ってから、主人と私はお弁当箱も「わっぱ」を使っています。
ご飯が美味しいとそれだけで十分な気がしませんか?
また、おひつなら朝に炊いたご飯を入れてそのまま出かけられるという点が、我が家の生活スタイルにマッチしました。
今までは炊いたご飯をラップして冷凍していたのですが、その手間がなくなってから、ぐっと楽になりました。
不調の時は食生活を見直してみる
私自身、30代前半に体調を崩して仕事に行くことがままならない時期がありました。どこに行っても原因がわからず、いわゆる「不調」続き。
そのとき初めて自分の食生活を見直して回復したことがきっかけで、食に対する意識が変わりました。
子供が産まれてから、その想いはさらに強くなりました。
ただ、毎日すべてを手作りすることもできないですし、常に栄養のバランスが摂れた食事を用意するのもなかなか難しいのが現実です。
それを徹底しようとするとストレスになってしまうので、買ってきたお惣菜でもいい、時には多少栄養が偏ったものでもいいという意識も日々食事を用意する上では大事だと思います。
栄養だけではない食事の大切さ
「何を食べるか」だけではなく、あるときに「誰とどんなふうに食べるか」ということも大事だと気づいてから、少し肩の荷が降りました。それ以来、「一日一回は家族で一緒に食事をすること」を意識しています。
あとは「楽しく食べること」ですね。
これも子供の世話をしながらの食事となるとなかなか難しいですが(苦笑)
私が仕事を続けていく上で大事にしていることは、「家族で元気に過ごすこと」です。
これは、結婚し、子供が生まれてからずっと変わりません。
心身ともに自分自身の健康を保ち、家族の健康を保つことで働き続けられているのだと改めて思います。
私たちの体は自分が食べたものからできています。
今は困難な状況ではありますが、これを機に自分の体と向き合ってみるのはいかがでしょうか。
皆さんが一層の笑顔で普段の生活を取り戻せるよう願っています。