気づけばどこに行くにもマスクをつけての生活から1年が過ぎようとしています。
まさかこんなに肌身離さずマスクをして、街のあちこちにはアルコール消毒液が設置される世の中になるとは思ってもいませんでした。今となってはもはや外食することだけでもイベントの一つになりつつあります。
この1年で私たちの生活や暮らし、仕事環境などがどのように変わったのかについて、少し振り返ってみたいと思います。
コロナによる暮らしの変化
・おうち時間の増加外出自粛要請によるおうち時間の増加で、それをいかに充実させるかが世間でも注目されました。
自宅でできる筋トレをはじめ、料理に凝ってみたり、読書やゲームをしたりなど、家で過ごす時間を少しでも有意義にしたいなと考えた方も多いのではないでしょうか。
メディアでも連日ステイホームを充実させる方法が多く取り上げられていたかと思います。
また、おうち時間が増えた今だからこそ、新たに何かを学ぶきっかけができた人もいるかもしれません。
・マスクが日常に必需品
マスク着用が徹底されたことから店頭からはマスクが消えて、マスク不足が問題になったこともありました。薬局をはしごしても売っていない。やっとの思いで見つけたら、行列ができていて結局買えなかった経験をした方もいるのではないでしょうか。
今では、ウレタンや布素材、お手製のものまでと色とりどりのマスクが見られていて、一般家庭に配布されたアベノマスクもなんだか懐かしく感じます。
・消費の価値観に対する変化
コロナ禍前後でネット上でショッピングをする消費金額が増し、さまざまなネットサービスの需要が高まりました。当然、需要だけでなく、実際の利用者も増加傾向にあるようです。
また、デリバリーやテイクアウトの需要も急上昇。感染拡大がもたらす日常生活の活動制限は自ずと私たちの消費行動を変化させました。
・新生活様式の導入
「ソーシャルディスタンス」という言葉も今となっては聞き慣れたフレーズです。
感染が再び拡大しないよう、また、長丁場に備えるという意味でも新しい生活様式に則って活動していくことが求められるようになりました。
望ましいとされているソーシャルディスタンスは1.8m〜2m。感染につながるような対人との接触は徹底して避け、人が集まることや会話までもが制限される時代に。
・オンライン飲み会
コミュニケーション活性化のツールとしてオンライン飲み会が定着しつつあります。
その魅力としては、何から何まで自由に自分のペースで参加できるという点にあるのかもしれません。また、感情はオンラインでも十分伝わることが実感できた方も多いのではないでしょうか。
今や外食をするにも「黙食」が推奨されるようになってしまった手前、オンラインなら気兼ねなく自分のペースで楽しめる。
これからはひとつのコミュニケーションの形となっていきそうです。
・リモートワークという働き方
コロナウイルスがきっかけで「働き方改革」がかつてないスピードで進展しています。
自宅やサテライトオフィスでのリモートワーク（テレワーク）の導入拡大は特筆されるべき変化の代表格。
在宅の良さもありますが、この時期に転職した中途社員は社内にどう溶け込むか、信頼関係を築いていくかなどの課題はあるのかと感じます。
新型コロナウイルス感染症への意識が大きく変わったできごと
日本で初めて新型コロナウイルス感染者が確認された2020年1月から6月まで150日間の出来事を振り返ってみても目に見えないウイルスがここまで人々の生活に入り込み、影響をもたらすとは考えてもいませんでした。2020.01
・日本で初めて新型コロナウイルス感染者を確認
2020.02
・ダイアモンドプリンセス号横浜港への入港
・マスク不足が問題に
2020.03
・国内で初めて感染者の死亡が確認
・プロ野球やJリーグが延期
・東京五輪の延期が決定
2020.04
・全世帯に特別給付金10万円の支給が決定
・全国に緊急事態宣言が発令される
2020.05
・「いのちを守るStay Home 週間」活動自粛の呼びかけ
・緊急事態宣言の延期が決定
・全国で緊急事態宣言が解除
・夏の甲子園中止が決定
2020.06
・県境の移動が解除
・プロ野球が無観客試合で開幕
さいごに
自分の身近でできることを徹底することが結果として感染者の減少、また、医療現場の逼迫も防ぎ、重症化そして人の命も救うことができる。毎日の暮らしを少しでも安心・快適に過ごせるよう工夫していきたいと思います。
